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第10回 日本ITS推進フォーラム

[ ITS/CASE&MaaS ]

2月18日メルパルク東京で、第10回日本ITS推進フォーラムが開催された。
主題はSIP-adus関する4省庁5局及び各WGの取り組みについての紹介で会場は
昨年同様満員の盛況であった。。
■フォーラムは冒頭 家田 東京大学大学院教授による
「 ITS:次の20年に何を求めるか? ~既存パラダイムの外に拡がる新たな世界~ 」
と題する基調講演
が行われた。基調講演の骨子は以下の通り。
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1.今後ITSのパラダイムを以下の様に変化させることが必要。
1)対象:ドライバー、健常者から歩行者、自転車、乗客、市民、移動制約者を加える。
2)発想のベースを「従来サービスのリプレース」から「全く新しい需要創造」、ICTから「アナログを含   めた総合技術」,供給側、国内から「国際的パラダイムの意識」
3)提供するサービスは高度サービスから「身近な問題解決」,平時のサービスから非常時対応、ユ  ーザー向けだけのサービスから「運用者管理者にもメリットのあるサービス」、道路交通から「自動車交通」以外の世界にも関心を持つなどの取り組みが重要。
これらによってITSと言う「3文字」は一般の人にも知られるようになるであろう。
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2.2015年8月作成の「国土形成計画」の特色を説明。 http://www.mlit.go.jp/common/001100228.pdf
1)「国土のグランドデザイン2050」(2014年7月国土交通省策定)を踏まえ、
・ 本格的な人口減少社会に初めて正面から取り組む国土計画
・ 地域の個性を重視し、地方創生を実現する国土計画
・ イノベーションを起こし、経済成長を支える国土計画
2)計画の基本コンセプト:「対流促進型国土」の形成
・ 「コンパクト+ネットワーク」→ 人口減少に立ち向かう地域構造・国土構造
・「個性」と「連携」による「対流」の促進→ 地域の個性を磨き、地域間・国際間の連携によって活 発な「対流」を起こす
・ 「ローカルに輝き、グローバルに羽ばたく国土」→ 「住み続けられる国土」と「稼げる国土」の両立
・これにより、各地域の独自の個性を活かした、これからの時代にふさわしい国土の均衡ある発展を実現
3)国土の基本構想の実現
・ 今回の計画において、「対流促進型国土」の形成に向け、関係府省の施策をベクトルを合わせて位置付け。
・ 計画策定後は、地方の施策への反映にも努め、時間軸を意識して計画的に構想を実現。
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■SIP-adus関係者からの進捗状況説明
 白土 良太氏 日産自動車株式会社(Dynamic Map)
 小川 伯文氏 マツダ株式会社(Connected Vehicle)
 北﨑 智之氏 国立研究開発法人産業技術総合研究所(Human Factors)
 谷口  覚 氏 株式会社トヨタIT開発センター(Security)
 内田 信行氏 一般財団法人日本自動車研究所(Impact Assessment)
 川本 雅之氏 筑波大学 教授(Next Generation Transport)

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