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トヨタとパーク24、東京でのPMシェアリングサービスの実証実験を一挙拡大

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両社は2015年10月20日から2016年3月末までの約6ヵ月間にわたり東京都心部(千代田区・中央区・江東区など)を中心に実施する。
今回の実証実験は、両社が本年4月より9月まで実施して来た「Times Car PLUS TOYOTA i-ROAD drive」で培ったノウハウをもとに、対象車両および貸出・返却ステーションの規模を拡大するとともに、利用者の乗車時手続きの簡素化等サービス内容の一層の充実を図り、より実用的なシェアリングサービスとして展開するとしている。
具体的には、大都市におけるワンウェイ(乗り捨て)・近距離用途の需要について、商業施設等の目的地への直接移動や公共交通との連携利用、ビジネスシーンでの利用など、あらゆる利用ニーズに適応可能なシェアリングサービスとして、その有用性を検証する。

パーク24とトヨタは、本実証実験を通して、新しい都市型交通ネットワークを構築し、自由な移動の提供、低炭素で快適な都市・まちづくりに貢献していきたいとしている。
従来サービスとの相違点など、主な特徴は以下のとおり。
1.車両台数および貸出・返却ステーション数の拡大
今回、多用途に活用できる「COMS」を新たに25台投入。利用者の嗜好や用途に応じた車両選択を可能とする。
貸出・返却ステーションは、利用者アンケートの結果などを踏まえ、パーク24が管理する時間貸駐車場「タイムズ」から新たに30ヵ所程度を選定。特に、東京・日本橋・有楽町・日比谷・銀座・豊洲・有明・お台場・門前仲町・木場など主要地(駅)周辺を中心に拡大する。いずれのステーションからの貸出およびいずれのステーションへの返却を可能とする双方向ワンウェイ(乗り捨て)型として運用する。
ステーションは、車両のコンパクトなサイズ感を活かし「タイムズ」駐車場内の余剰スペースに設置するなど新たな試みにトライ。また、公共交通主要駅や目的地となることが想定される施設との連携、充電可能ステーションの適正配置などを含め検証する。
2.利用対象会員の拡大
車両台数とステーションの規模拡充に併せ、より多くの方にご使用できるよう、「COMS」に関しては、法人・個人を問わずタイムズカープラスの会員全てを対象とする。*1車両管理システムの刷新による利便性の向上 トヨタが新しく開発した「Ha:mo」用車両管理システム「OMMS/2(One Mile Mobility  Management System/2)」を初めて採用。BLEビーコン*2受信に対応するスマートフ ォンの利用者*3は、会員カードの代わりに、車両に設置された車両ビーコンにスマートフォンでタッチを行いキーロックの開錠・施錠ができるなど、より使いやすいサービスを提供する。

*1別途本シェアリングサービスの規約への同意が必要。また、i-ROADの貸出に関して は、優良な利用者に特典があるTCPプログラムのステージ2以上の会員が対象。利用前講習を受講し習熟が条件となる。
*2Bluetooth Low Energyを使用した発信装置
*3Bluetooth 4.0に対応したiOSまたはBluetooth Low Energyに対応したAndroid 4.3以上のOSを搭載したスマートフォンが必要。なお、スマートフォン非保有者は、2015年12月より従来の会員カードを使用して本シェアリングシステムをご利用いただくことが可能となる。
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「駐車場の案内プレート」
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「駐車場」

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