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自動車技術会 2013年春季大会

[ ITS/CASE&MaaS 特集記事 ]


5月22日から3日間、パシフィコ横浜で開催された自動車技術会春季大会は、学術講演会の他、一般の人が参加できるフォーラムと自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2013」から構成され、技術会員や一般の人約7万人が参加した。

今年のキーノートアドレスは日産自動車の志賀最高執行責任者の「つながるEVが創りだす未来」で、学術講演でもEV、HEV等エネルギー関係の発表が多くあった。

フォーラムでは「3.11以降の次世代自動車を支えるエネルギーの将来像」のテーマで、「次世代自動車エネルギー委員会」の活動の発表があり、「地球規模の環境保全と産業の国際競争力を両立する、次世代自動車と交通システムの将来構想を創出する」ことを目的に、エネルギーとその利用に関する技術情報に基づく、エネルギー需給の将来予測と、2030年におけるエネルギー予測について発表があった。

今年度後期には、「次世代自動車」と「社会交通システム」の分科会が設けられ、将来像をまとめて、最終報告書を作成する予定になっている。

交通安全関係では、「交通事故傷害予測と自動通報システムの構築」をテーマにフォーラムがあり、傷害予測と自動通報システムによる救急救命医療の迅速化等の発表があった。

国土交通省自動車局技術政策課の久保田室長から、「車両安全対策から見た医工連携の必要性」をテーマに発表があり、高齢社会における政府の交通事故削減への取り組み状況、安全基準の拡充・強化の他、医工連携による交通事故解析、交通事故自動通報システム(ACN)による死傷者数削減の取り組みが発表された。

又、スマートフォンを使った安全運転アプリ「スマ保」やICTを活用した課題解決型のまちづくり、柏の葉スマートシティの紹介もあった。

人と自動車のよりよい相互作用を実現する電子技術「ヒューマトロニクス」については、インフラ協調、スマートフォンやタブレットとの連携、自動車制御連携についての発表があった。

人を幸せにする技術、ヒューマニタリアン・テクノロジーに基づく、新しいカーライフの提案や、人と共存するパーソナルモビリティの講演もあり、「ヒューマトロニクス」の将来について議論された。

歩行者の安心・安全ITSでは、歩行者と自動車、道路インフラが協調して構築する人にやさしいシステムをヒューマニタリアン・テクノロジーとして取り上げ、ITS技術の未来と今後の可能性について議論された。

展示には475社が出展し、新カテゴリーの超小型車、Nissan New Mobility Concept、トヨタ車体のコムス、本田技研のMICRO COMMUTER PROTOTYPE等の展示、試乗会があった。

三菱重工は、ETC/ITS/DSRC車載器や、EV等のプローブデータによるサービスの紹介、けいはんな実証実験の取り組み事例デンソーは、スマホと連携するITSスポット対応DSRC車載器、スマホ対応カーナビ等の展示があった



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