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ITSジャパン会長にトヨタの佐々木元副社長、SIP-AdasのPDは葛巻氏(追記)

[ ITS動向 ]


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(佐々木新会長)

ITSジャパンは17日、経団連会館で総会を開催し、3月に死去した会長の渡邉浩之氏の後任としてトヨタ自動車の佐々木眞一相談役・技監を新会長に選出した。同氏はトヨタの元副社長。

また渡邉前会長が担当していた内閣府SIP自動走行PDはサブリーダーを勤めていたトヨタ製品企画本部の葛巻主査が就任している。

総会後のシンポジュームでは、総会で承認された2016年を開始年度とする5ヵ年のITSJの第3期中期事業計画を発表した。

ITSJは、そもそもはITS世界会議の日本の民間側事務局として発足した。
その後、民間の意見集約や対政府等対外窓口としての要請が高まりそれに答えるという必要性が高まった。2006年の法人化直後に設置した「J-Safety委員会」は、政府のIT戦略への民間側からの提案のとりまとめ作業を行い、その作業の成果は、経団連を通じて提案された。
現在も実質的にその提案での考え方は踏襲されている。また、官民連携の「IT推進協議会」に参加し、2009年には「協調型運転支援システム」に関するITS-Safety2010大規模実証に参加する一方、交通に関する「情報基盤の整備と利活用」という各ステークホルダーの利害が絡む案件についても、地道な活動を継続した。その一部が東日本大震災時の「通れるマップ」につながっている。

以上を総括すると
第1・2期の計画は前記の「IT推進協議会」や「社会還元加速プロジェクト」「SIP-Adasプロジェクト」に「民間側の代表」として参加し、各活動に対し内部にそれらに対応する委員会を設置して検討を行ってきた。
第3期では、今までの活動を引き継ぎながら、高齢化や地域再生などの社会的課題を、ITS技術を導入=「社会実装」することにより、より一層の解決を図る活動を行うとして以下の①から③を実施事項としている。
① ニーズの多様性に対応した新たな交通手段の実現
② 情報利活用のための基盤づくり
③ 多様な地域の実情に合ったITSの社会実装
なお、自動運転に関しては、すべてのテーマと関連させながら縦断的に取り組むとした。
さらに中期事業計画におけるITSJapnの役割として、「関係する各方面をつなぎ、議論と実現の場を創造していく『社会的課題の解決に向けた交通と街づくりのファシリテーター』と定義し、これまで築いてきた関係を活かし、省庁、自治体、団体、大学、企業をつなぎ、実装に向けた議論と実現の場を創造していくことに努める」とし、今年度の事業計画も上記の項目の下に具体的な実施事項を整理している。

ITSJは、渡邉前会長とその前会長を支える専務理事の"強いリーダーシップと思い"によって運営されてきた。第3期は、体制としては佐々木・天野体制となった訳であるが、第2期とは状況が様変わりしてきている。従って、「各ステークホルダーをつなぐ『ファシリテーター』」としてのITSJの役割は、第2期以上にそのリーダーシップと知見が期待される。




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総会後の懇親会では島袋国務大臣を始め、山本自民党ITS議員連盟共同代表や関係官庁の局長クラス等が多数出席しくす玉割りが行われた。 また、綿貫元衆議院議長(初代ITS推進議員連盟会長)、豊田トヨタ名誉会長(ITSジャパン名誉会長)も出席し、ITS推進への衰えぬ意欲を見せた。


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(す玉割)
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(綿貫元衆議院議長と豊田名誉会長)



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