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モビリティスタートアップ[MaaS Global]が破産申請

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3月15日、フィンランドのMaaS Globalがヘルシンキ地裁に破産申請を行ったとsifted社が報じた。(https://sifted.eu/articles/maas-whim-bankrupt-news)
同社は、2015年 に設立され、様々な交通手段を組み合わせたルート検索・予約・発券・決済までを可能とする、サブスクリプションモデルのスマートフォン用アプリケーション「Whim」を開発した。maas global01.jpgフィンランドのヘルシンキでの実用化を皮切りに、サービス地域はベルギーのアントワープ、イギリスのバーミンガム、オーストリアのウィーン、スイス、日本の首都圏など、各国・都市へと拡大を続けている。

同社は日本でのサービス開始にあたり、2019年9月に東京都千代田区に日本法人であるMaaS Global Japan株式会社を設立した。いわば、MaaSブームの先駆的企業で、日本でもJR東日本、三菱商事、デンソー、トヨタファイナンスなどの企業が出資している。

MaaS Globa Whimlに触発された形で、日本国内においても2019年以降次MaaS アプリが次々と市場に投入されてきた。
鉄道事業者系では、JR東日本の「モビリティ・リンケージ・プラットフォームMLP」の下に「RingoPass」、JR西日本の「setowa」、小田急電鉄の「EMot」。
バス事業者のWILLERは観光MaaSアプリ「WILLERSアプリ」、モビリティ企業を目指すトヨタはトヨタファイナンスが「my route」をリリースしている。
また、MaaS自体を本業としてソフトバンクとトヨタを主株主として設立されたMONET Technologiesは、MaaSアプリとして「MONET」をすでに展開している。

しかし、MaaS Globalと同じく日本でも必ずしも順調とは言えない。(今後追記予定)

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