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あいちITSワールド2023"つながるクルマと次世代モビリティ"

[ Editor’s Column ITS/CASE&MaaS イベント報告 取材 ]

主催者挨拶"名古屋らしさを追求"
11月23 日の開会式で、主催者を代表してあいさつをした中部経済新聞社 代表取締役社長の恒成秀洋氏は次のように述べた。

「今回、自動車を取り巻く環境の変化に合わせて、東京モーターショーがジャパンモビリティショーに名称を変更し、名古屋も名称を変更しました。しかし私は、名古屋は東京の二番煎じになっていないと強く思ってます。やっぱり、名古屋というこの地域は自動車産業の集積地で、クルマに対する関心や期待はやはり他の地域とは違います。そういう人たちの期待に応えるような、クルマがたくさん並んでいる、実際に乗れる、そういうショーにしたいと思っています。

名古屋モビリティショーは、やはり名古屋らしさを追求してやっていきたいと思います。いろんなクルマが並び、それから家族全員で楽しめる、そういうショーにしたい。これからもそういうつもりでやっていきます。その結果、クルマに対する関心が高まり、自動車産業を中心とするこの地域の様々な産業が発展することを期待しています」

名古屋らしさの一つが「ITSワールド」の併催
愛知ITS推進協議会の会長である大村知事は、会長として次のように挨拶した。
「愛知県では、ITSを活用した安全で快適な地域づくりを目指しまして、全国に先駆けて、産学行政が連携をした愛知県ITS推進協議会を、1998年に設立いたしました。なので、25年にわたりましてこのITSの具体化、実用化、普及啓発に取り組んできているところでございます。

今日では、ITSはETCやカーナビ、衝突被害軽減ブレーキをはじめとする運転支援システムなど、私たちの身近なものとしてもうすでに普及、定着をいたしております。さらに自動運転やMaasなど、今後実用化されるモビリティサービスにおきましても重要な役割を担う技術だと考えております。
今回のITSワールドでは、『日本の未来を支えるモビリティがここに〜つながるクルマと次世代モビリティ〜』をテーマとして、ITSに関する展示、そして自動運転バス、電動キックボードなど、次世代モビリティを実際に体験できる試乗会やドローン、空飛ぶクルマといった空モビリティに関する講演会など、多彩な企画を用意いたしました。 今日から26日までの4日間、ぜひ多くの皆さんに次の世代のモビリティを、見て、聞いて、体験して、楽しんでいただければありがたいと思っております」

ITSワールドは、講演会、展示、試乗会等充実していた。
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講演会は、名古屋大学の森川高行教授による「モビリティイノベーションによる地方創生」と日本政策闘志銀行調査役岩本 学氏の「エアモビリティが切り開く"空"の革命」の2件。
森川教授は自動運転などで車と社会インフラの知能化が進む中、既存の交通手段に小型スローモビリティや乗り合いタクシーを共存させ、高齢世帯などの利便性を高めることが可能となると説明。名大などが取り組む実証実験の内容を紹介した。

展示ブースは以下の様な、地元大学、ITS関連団体、企業が出展した。
大学:愛知工業大学 ロボットや自動運転開発研究チーム, 愛知工科大学 次世代自動車システム研究所, 愛知工科大学宇野研究室, 愛知県立大学 小栗・河中研究室

企業:トヨタ、中日本高速道路、あいおいニッセイ同和損害保険(株)等

ITS諸団体:インターネットITS協議会、ITSJAPAN, 愛知県ITS推進協議会、
(一財)道路交通情報通信システムセンター(VICSセンター)、(一社)UTMS協会、愛知県(あいちモビリティイノベーションプロジェクト -Sora Michi-)等
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