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「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2017名古屋」(追記)

[ ITS/CASE&MaaS 自動運転 ]

自技会主催の「人とくるまのテクノロジー展」が6月28日(水)~30日(金)、横浜に続き名古屋ポートメッセ名古屋で開催された。
本イベントは自動車産業の第一線で活躍するエンジニアのための自動車技術専門展
として1992年に始まり、名古屋での開催は今回で3回目となり、前回を上回る320社が出展し,入場者は3日間で合計39,810名で最多。特別企画展示コーナーでは「モノづくりニッポン、進化を支える"知恵・技・匠"」をテーマに千回と同じくユニークな技術の展示が行われた。
また、今年は、自技会が創立70年を迎えたこともあり、時代を飾った名車の展示や試乗会が行われた。開会式には、大村愛知県知事、河村名古屋市長、波多野中部経済産業通産局長が出席した。



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また、「自動運転の社会実装に向けた取り組み、2050年代にむけた交通社会システムへの提言、、交通事故自動通報普及の戦略、、最先端製造技術の動向」の4フォーラムが開催された。

そのうち「2050年代にむけた交通社会システ及び自動車用動力システムムへの提言」フォーラムは「社会・交通システム委員会」「将来自動車用動力システム委員会」両委員会の共催で3年前から春季大会で活動成果を発表しており今年が第3年目で最終回。
同フォーラムではまず、トヨタの杉山雅則氏、フリージャナリスト川端由美氏、早稲田大 大聖泰弘氏が講演後、関係委員会の代表3氏が加わりパネルディスカッションが行われた。
川端由美氏は、「コネクテッド時代のモビリティの未来」」と題して講演。その中で同氏は「自動運転では技術の発展に加えて。保険、セキュリティの対応が急務で自動車メーカーだけでなく、周辺セクターの発達にも注目すべき。自動運転、IoT時代の新しいビジネス戦略が求められる。シャアリング・エコノミーが発達する時代に向けた戦略が必要」と述べた。

パネラーのひとりである中田雅彦氏(元サステーナブル・エンジン・リサーチセンター)は、「石油、エネルギー、経済」から見た2050年の自動車のビジネスモデルに悲観的見方を示した。
「物流と公共交通」について述べた通阪久貴氏(日野自動車)は検討チームで行った「2020年~30年の延長線上で進化した場合と更なる技術進歩が起こった場合の2ケースの討議の概要と結論について報告した。
「都市と自動車の課題と2050年の展望」について報告した前田義雄氏(本田技術研究所)国内外でのスマートグリッド・スマートシティに対する取り組みは「日本は災害復興の影響もあり、世界のこの大きな動きについて行けていない」と述べた。
そして、結論として、コーデネータの河原伸幸氏(岡山大学)は日本は個々の技術では劣っていないが、全体構想のもとで進めていくことが不得意で遅れていると総括した。

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