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豊田都市交通研20周年シンポ

[ Smart City/豊田市動向 ]

10月15日(金)豊田市産業文化センターで、(公財)豊田都市交通研究所(TTRI)の20周年シンポジュウムが開催された。 TTRIは昭和54年に、「豊田市交通モデル都市づくり推進の研究機関として、豊田市、トヨタ等が出損して設立された。 シンポジュームでは、まず、理事長の鈴木市長が「20年の歩み」についてのべ、今後市民・企業・自治体が「共働」して「環境モデル都市に向けた交通社会」「「高齢化の進展に対応した公共交通の整った社会」に向けての研究を行うことをのべた。 P10201231.jpg 次に、「市街地における安全・安心な交通環境の実現を」を目指してと題してシンポジュムが行われた。まず、安部内閣府参事官が「交通安全対策の現状と課題」、TTRIの大田所長の「面的速度マネジメントのすすめ」と題して基調報告が行われた。大田所長の報告では、昨年10月に警察庁が出した「交通静穏化計画=ゾーン規制」の考えた方、海外での実例が紹介され、豊田市への適用場合の考えた方、具体的なケースと課題について言及された。 豊田市への適用については、現在の同市市街地(DID)の交通事故、道路構造、速度規制について分析した後、①市街地・非市街地の選別、②道路の段階構成の明確化、③統一的な速度規制の設定の必要性を訴えている。さらに、市内の生活道路と幹線道路の出入り口部、単路部へのカラー舗装、標識の設置の費用まで具体的に積算し提案している。今後、日本版ブキュナンレポートの実現の試みとしして、注目されるが、後述のシンポも含め交通管理者の登壇がなかったのは、惜しまれる。 その後大田所長の司会で、鈴木市長、菊池中部地方整備局道路部長、渡邊トヨタ技監、久保田埼玉大教授による討議が行われた。いずれも具体的な事例の紹介に基ずく報告と意見交換で20周年事業ふさわしいものであった。 P10201291.jpg

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