
あいちITS WORLD2025開催 |
[ ITS/CASE&MaaS イベント報告 ] 2025年11月26日 |
11月22日(土)-24日(月)、あいちITS協議会(会長 大村愛知県知事)主催の「あいちITS WORLD2025]が、ポートメッセ名古屋で開催された。
このイベントは、ITS世界会議愛知・名古屋2004 の理念を受け継ぎ、「ITS先進県・愛知」として発展を続けるため、翌年から定期イベントとしてスタートし、モーターショー、モビリティショーの一角に会場を設置して開催し今年で第10回目。
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<■あいちITSワールドの意義
1.産学官の"ハブ": 企業の最新技術、自動車関連ベンチャー、大学研究、行政政策が一堂に並ぶ ―― モビリティの将来像・技術ロードマップを俯瞰できる。
2."体験"による社会浸透: 技術を見せるだけでなく、試乗や体験を通じて一般市民にも「ITS/次世代モビリティ」の意味・価値を実感させる。これが将来の普及・受容につながる。
3.地域(愛知)発のモビリティ拠点としてのブランディング: 愛知県は自動車産業が集積する地域。あいちITSワールドを通じて、「ITS/スマートモビリティ先進地域」としてのアイデンティティを発信。
4.業界・政策動向の見える化: 自動運転、電動キックボード、MaaS、空モビリティなど、最新トレンドや社会実装前夜の技術の"現在地"を確認する場として機能。
■11月24日には名古屋大学・日本大学・神奈川工科大学が合同シンポジウム開催。テーマは
「3大学が考えるデジタルトランスフォーメーション ~テスティング&シミュレーションの現状と将来~」。写真は主催者を代表してあいさつする名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所長 高田広章氏![]()
主なテーマ。
●自動運転車の安全性評価に向けた仮想空間シミュレーションDIVP®の開発と応用 -DIVP:Driving Intelligence Validation Platform-
神奈川工科大学 研究推進機構 先進自動車研究所 所長・特任教授 井上秀雄氏
●DiIMo:デジタルツインプラットフォームにおける歩車混在移動シミュレーション
名古屋大学 未来社会創造機構 TTDC統合ソリューション研究部門 特任准教授
トヨタテクニカルディベロップメント株式会社 プラットフォーム開発部 デジタルツイン研究開発室 室長 伴和徳氏
●次世代道路交通の安全性向上を目指した路面摩擦特性把握
日本大学 名誉教授/生産工学部 自動車工学リサーチ・センター 主席研究戦略アドバイザー 景山一郎氏
●車載前方映像からの走行環境復元
日本大学 生産工学部 機械工学科 専任講師 風間恵介氏
●デジタルツインを用いた人間中心テスティング -ドライバの主観評価を定量化する
神奈川工科大学 工学部 機械工学科 教授 山門誠氏
●物流倉庫におけるデジタルツイン量子最適化
名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所 教授 河口信夫氏







